授業・調査の様子10

『ARで歩く歴史遠足 in岡崎』(2013.7 歴史学科 井上真美)


  現在、文化遺産デザイン研修では、前回の松ヶ崎遠足で用いたARを利用した遠足を企画しています。
「文化的景観研究」の補講という形で、その予行演習も兼ねた『ARで歩く歴史遠足in岡崎』を実施
しました。
 本遠足では、それぞれの時代の最先端技術を取り入れながら発展・変化していく岡崎の姿を実感し
てもらうことを目標としています。そのため、古代・中世としては法勝寺、現代としては第四回内国
勧業博覧会や琵琶湖疏水の利用などを視覚的に見てもらえるよう、ARとして作成しました。


2013年7月27日、遠足当日は、13時に東山駅に集合後、デザイン研修の学生と参加者(20人)が一対一 となり、ルートを回りました。岡崎にある文化財の中でも有名な平安神宮や琵琶湖疏水、法勝寺跡など 口頭での説明にARを加えながら進めていきました。今回のARは4ヶ所作りました。









 琵琶湖疏水横でARを閲覧する参加者 










大礼記念に際して作られた京都市美術館の前で引率者が参加者に説明をしました










 平安神宮に関して解説をする学生(左端)










 昔、法勝寺の八角九重塔があった地の前でARを閲覧後、解説を加える学生(中央)










 ARトリガー 法勝寺と白河天皇1(イラスト井上真美)










 ARトリガー 法勝寺と白河天皇2(イラスト井上真美)

「AR easy」をダウンロードすると、私たちが作ったARを見ることができます。(Android版・iOS版)












 最後は東山駅にてまとめをして解散しました

  遠足終了後、学生で反省会を行いました。その中で、反省点や改善点が多く見つかりました。今後は、
今回参加した学生からの意見なども参考にしつつ、更によい遠足が実施できるよう、調査などを続け
ていきたいと思います。遠足は12月頃を予定しています。