京都府立大学 生命環境学部 環境・情報科学科
知能情報システム学研究室

メンバー

教員
 教授 田伏正佳

D1
 大内智仁

4回生
 小林壮太、須田更紗、新村春実

研究内容
人間のように柔軟で自ら学び賢くなるコンピュータの実現を目指して
 現在のコンピュータはプログラムに従い高速かつ正確に情報を処理する。しかし、人間が 得意とするパターン認識や学習は不得意である。そこで、生物の環境への適応能力や自律 学習する能力をもとに、人間のように柔軟に適応し自ら学習するコンピュータの実現を目 指し、自己組織化マップによる物体の認識や進化型ロボット、競合協調型ニューラルネッ トワーク、自律学習のためのアルゴリズムの研究などを行っている。

研究紹介

深層学習(Deep Learning)の研究
文書要約、自然言語による画像修正など

自律移動ロボット(知能化車椅子)の研究
自然特徴点をランドマーク(目印)に
全方位カメラを車椅子上に設置
レーザーレンジスキャナを車椅子前部に床上20cmで設置
任意の経路を学習。出発地点付近に戻してから自律移動

歩行者検出・追跡システムの研究
可視光カメラ、近赤外線カメラ
HOG特徴量をもとに人物検出
検出した人物を追跡
人間の行動を支援するコンピュータの研究
顔向き入力によるテレビ制御システムの開発
- 体の不自由な人を支援するシステム -
顔の大きさ、場所によらない顔向き検出
顔向きによりテレビのスイッチ・オン/オフ、チャンネル操作を実現

ハンドジェスチャを用いた文字入力システムの研究
キーボードに不慣れな人やキーボードが使えない人
キーボードが使えない環境
ハンドジェスチャで文字入力
手のひらの中心をマウスポインタの位置とし、グーでクリック

進化型自律学習ロボットの研究
自ら学習するロボット
ロボットが自律的に色を見分けられるか?
ロボットが色を見分けて、ターゲットをつかみ、
同色の床に運ぶという一連の動作を学習させる。

人の姿勢を真似るヒューマノイドロボットの研究
単眼カメラを用いてロボットが人の姿勢を真似る。
ロボットモデルから人間の関節に相当する位置の座標と各モーター
角度との関係性をニューラルネットワークにより学習することで、
人の動作に合わせてロボットが姿勢を真似ることができる。

 

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