応用微生物学 Applied Microbiology

履修条件 発酵生理学I・IIを履修していることが望ましい。

授業概要・テーマ・ねらい
 ヒトの周辺や体内には多種多様な微生物が存在しており、直接的にあるいは間接的にヒトの生存環境に大きく関与している。微生物が関わる現象としては、感 染症・腐敗・発酵がある。本講義では、基礎免疫学、環境微生物学、食品微生物学、産業微生物学の各分野での基礎的事項を中心に学ぶとともに、微生物を利用 したバイオテクノロジーに関する専門的な知識を身につけることを目的とする。
 本講義では、発酵生理学Iと発酵生理学IIを履修したことを前提として、講義を進める。また、毎回の講義の受講前に必ず予習しておくこと

テキストおよび参考書
教科書:ブラック(J. G. Black)微生物学 第2版 林ら監訳 丸善株式会社 および、配布プリント

成績評価の方法
 小テストおよび期末試験の総合評価

授業計画
1. 総論 ―微生物学の歴史― 1章
2. 食品中の微生物と食品腐敗の防止 26章
3. 発酵食品―微生物がつくる食品― 
26章
4. エタノール発酵―お酒造りの科学― 
26章
5. アミノ酸発酵と核酸発酵―旨味調味料の造り方― 26章
6. 工場見学                     黄桜株式会社    日本新薬株式会社    26章
7. 微生物による物質生産
26章
8. 微生物が引き起こす感染症―感染症と疫学― 14-15章
9. 抗生物質とその作用機作―抗菌治療―
13章
10. 自然免疫による宿主防御 16章
11. 免疫学I―免疫の基礎― 17章
12. 免疫学 II ―アレルギーと疾患― 18章
13. 環境微生物学―自然環境と微生物―
25章
14. バイオレメデーションー微生物による環境修復 25-26章