ブックタイトル京都府立大学 Campus Guide

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概要

京都府立大学 Campus Guide

森林科学科生物と環境を守り、災害を防ぎ、資源を恵んでくれる森を学ぶ近年、森林の保全や木質系資源の有効利用が、地球環境やエネルギー問題の解決にとってますます重要となっています。当学科では、多様な森林とそれを構成する生物、森林の持つ木質資源の生産、水資源涵養、災害防止、環境保全等の多面的機能の理解と、それらの活用に必要な森林管理や木質資源の利用等に関する知識を身につけた人材育成を目的としています。さらに、専門知識だけでなく、論理的な判断力や高い倫理観を備えた高度な技術者、専門家の育成をめざしています。カリキュラムの特徴広い領域をカバー森林生理生態学、森林植生学、森林資源循環学、樹木保全学、森林計画学、砂防学、流域情報学、生物材料物性学、木材化学、木材資源利用化学といった森林学から林産学にわたる森林科学の広い領域をカバーしたカリキュラムを編成しています。生命環境学部マンツーマン教育実験・実習を重視教育の仕上げ卒業論文実際の森林での体験を重視し、実験・実習科目を多く取り入れています。森林の調査や研究に必要な技術として、植生調査、地形測量、樹木計測などを身につける実習を行っています。また、木質資源の利用に関する基礎技術を修得するための実験も充実させています。森林科学科の定員は1学年36人と少なく、これに対して森林科学科の担当する教員の数は16人ですので、特に専門教育が主体となる3、4回生ではマンツーマンに近い教育を行うことができます。このため、学生それぞれの個性に合わせて、学生と教員が相互的に理解を深めながら教育を行うことができます。教養教育科目の幅広い内容と専門教育科目の専門的な内容から得た知識や技術、経験を活かして、4回生では卒業論文作成のための研究に取り組みます。1年間をかけて、研究を進め、論文としてまとめ上げ、発表する過程で、自ら考え、工夫し、創造する力を育み、高度な技術者、専門家の育成を行います。Faculty of Life andEnvironmental Sciences4年間の学習の流れ4回生3回生2回生教養教育科目を中心とした多様な学問領域にわたる知識と技能の修得自然科学の基礎知識植物生態学植物生理学植物栄養学など生命科学の基礎知識表現力、コミュニケーション能力汎用的知識・技能キャリア・デザイン演習など環境政策論など外国語など日本国憲法現代社会と法人権論地域創生フィールド演習ケースメソッド・キャリア演習など森林科学科における専門科目の知識と技能の修得講義を通した専門知識森林生理生態学/森林計画学/森林資源循環学樹木保全学/砂防学流域情報学/森林資源育成学/物質循環学測量学/リモートセンシング論/地理情報科学など森林植物学/森林植生学/木材組織学/木材物理学木材資源利用化学木材化学/森林計測学材料力学森林水文学渓流水理学生物統計学など専門実験・実習・演習による専門知識森林科学総合実習森林科学総合実習測量学実習林産学実験及び同実験法森林植物学実習森林植物学実験及び同実験法専門語学演習によるコミュニケーション能力科学英語技術中国語総合的な論理的思考力、表現力、分析力卒業論文専攻科目実験,同演習1回生基礎物理学/基礎化学/基礎生物学/基礎地学/化学実験及び同実験法/物理学実験及び同実験法/生物学実験及び同実験法など生命環境学概論人間生活と環境情報処理概論生物生産と生命科学生命の分子化学京都の農林業京都の自然と森林など外国語新入生ゼミナール情報処理基礎演習など京都の歴史京都の文学京都の地域創生和食文化論現代社会とジェンダーキャリア入門講座など森林の科学など森林科学基礎実習進路・就職のイメージ大学院進学が半数を占めます。就職先は、国家公務員(国土交通省、林野庁、環境省等)、地方公務員の林業、林産、砂防、土木、造園職等、民間企業では住宅産業、建材メーカー、土木建築、建設コンサルタント、緑化関連企業等に就職しています。いずれも、本学で学んだ専門性を活かせる就職先が多い。取得できる資格教員免許(中学・高校理科)・(高校農業)、学芸員、樹木医補、森林情報士2級37