石油植物におけるステロール代謝経路酵素遺伝子群の単離・空間的発現様式の解析



 石油植物であるEuphorbiaは炭化水素化合物を多く含むことが知られている。ステロール化合物を合成する代謝経路に関わる酵素群の空間的発現様式を解析することにより、植物の親水性化合物から疎水性化合物を合成する過程での組織における役割について解析を行っている。

RNAseq解析から、ステロール合成経路に関わる酵素遺伝子を同定し、in situ hybridization により、遺伝子ごとの 発現している組織の違いを明らかにし、親水性化合物から、疎水性化合物を合成する組織へ移動している過程を明らかにした。



現在、以下の研究をしています

(1) 花芽特異的遺伝子の単離と発現制御機構の解析
(2) 植物の代謝経路に関与する酵素遺伝子の発現の空間制御機構の解析
(3) 砂漠短命植物の花成制御機構の解析
(4) 植物の葉における遺伝子の接触刺激応答機構の解析