設計趣旨 建築は環境のために何ができるのであろうか。建築はこの先どのように進んでゆくのであろうか。決して負の遺産となることの無い建築を設計したかった。廃材となった木材を朽ちさせ、土へと還すための建築群である。廃材は住宅としての役目を終えた後、朽ちて土へと還る。そしてそこにはかつて住宅を支えていた礎が遺り、それはやがて道となる。