修了生+卒業生>長田拓也



卒業研究(作品) 静けさの建築/木とコンクリートによる納骨空間と思索空間の計画

設計趣旨
 自分が考えたい建築はどういうものだろう。建築の役割はなんだろう。一つの答えは時間を満たすもの、場所としての存在だと今は思う。物と物が対峙する空間には古さがあり、情報を受け流していく流動性には新しさがある。私はじっくり向き合いたいと思う。そして人は一人になる時間、自分を満たす時間が必要なのではないかと感じる。静けさには繊細さがあり、そんな場所で人は何かに向き合えるのではないか。そこで、過去に向き合う空間の一つとして「納骨空間」、現在、未来のことを考えたり、休憩できる空間として「思索空間」、それらをつなぐ空間として「花の庭」を考える。建物が心に触れるような存在になることを目指す。