設計趣旨
北山文化環境ゾーンが平成21年より京都市文化環境部によって整備されている。現在、稲盛記念会館や歴彩館をはじめ、プロムナード等の整備が進行している。しかし、北山文化環境ゾーンに含まれる府立植物園は囲まれた閉鎖的な空間と思われる。そこで、北山通りの南側に北山文化環境ゾーンの染み出し空間となる歩行・滞留空間を計画することで、より北山文化環境ゾーンを地域に開けたものにできるのではと考える。以上をふまえ本研究では、人々が足を運びたくなる名所であり、住民や来訪者の憩いの場となる歩行・滞留空間の計画案、また、本敷地のような幹線道路に沿った通行空間のありかたを提示することを目的とする。