資源植物とは、現在用いている「作物」を中心とした栽培植物、その他の野生有用植物であると言えます。また過去に栽培植物を生み出した野生未利用植物を含みます。これらは、人間が直接利用している植物で、数万種あります。本研究室では農耕地における多様な植物資源を有効利用した持続的・安定的な農業生産システムを構築することを目的とし、特に附属農場のフィールドと保有する遺伝資源を活用し、作物資源の有効利用を図る研究、雑草の遺伝・生態的特性の解明に関する研究、果樹を始めとする永年性作物においては樹種の生理・生態的特性を活用した品種改良を行うとともに栽培法を確立するための基礎および応用的研究を行っています。
研究室は京都府立大学精華キャンパス(京都府相楽郡精華町)の生命環境学部附属農場内にあります。隣には京都府農業生物資源センターがあり、同キャンパス内にある遺伝子工学研究室、細胞工学研究室、野菜花卉園芸学研究室と連携し、のどかな環境のもとで研究を行っています。
附属農場では、ブドウ、カキ、ナシ、チャ、 ソバ、アワそしてその祖先種であるエノコログサ等の遺伝資源を数多く有しており、当研究室ではそれらを活用した研究を行っています。
卒業生・修了生の進路
就職
大阪府教諭(高校) 京都府庁(農業職) 滋賀県庁(農業職) 植物防疫所(国家公務員II種) 京都市(農業職) ニチレイフーズ マルハチ村松 日本酪農協同 京都青果合同日本ミルクコミュニティー 財団法人化学及血清療法研究所 日本化学繊維検査協会 昭和産業 やまと蜂蜜 タキイ種苗セキスイハイム近畿 清和肥料 丹波ワイン アサンテ ナカライテスク 平和堂 やまう オービット
進学
京都府立大学大学院生命環境科学研究科博士前期課程
奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科博士前期課程
京都大学大学院農学研究科博士前期課程
〒619-0244京都府相楽郡精華町大字北稲八間小字大路74
京都府立大学大学院生命環境科学研究科 資源植物学研究室
電話番号 0774-93-3253(板井)0774-93-3254(大迫)FAX 0774-93-3260(共通)