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■男性高血圧者の血圧低下をめざした食事と運動指導による介入研究
(筆頭著者:北岡かおり:元大学院博士後期課程院生、現京都光華女子大学健康科学部講師)
男性高血圧者38名を対象に食事と運動指導を行い、血圧や塩分摂取量、運動習慣の改善をめざしました。Na/K、身体計測値、血液生化学検査値、
血圧の教育前後の変化を評価することを目的に研究を行いました。
食事指導は調理実習を通して減塩と野菜や果物等の摂取量を増やすこと、運動指導は有酸素運動と筋力トレーニングの適切な方法や頻度を指導し、
食事内容と歩数を家庭で記録していただきました。
教育の効果を明らかにするため、指導していない対照群を設定し、同時期に検査および調査を行いました。
その結果、介入群は教育後に尿中Na/Kが対照群と比較して有意に低くなりました。
また介入群は収縮期血圧(SBP)が低下傾向、拡張期血圧(DBP)が有意に低下しました。
これらのことから、調理実習と食事のセルフモニタリングを行うことが有効な教育方法であることを示唆した。
[文 献]
Kaori Kitaoka, Junko Nagaoka, Tomomi Matsuoka, Chieko Shigemura,
Kiyomi Harada, Wataru Aoi, Sayori Wada, Hiroaki Asano, Naoki
Sakane, Akane Higashi, Dietary intervention with cooking
instructions and self-monitoring of the diet in free-living
hypertensive men. Clin Exp Hypertens. 2012.
(doi:10.3109/10641963.2012.702830)