京都市 北大路橋から見た賀茂川(鴨川)

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海から蒸発した水蒸気が風に運ばれ、やがて雲となり、雨や雪を降らす。地面に達した雨や雪の一部は、森林などの植物に吸収・利用されて水蒸気として大気に戻り、残りは地中に浸透して地下水となり、やがては河となって海に流れ込みます。 このような水の循環は、地球規模から一つの山の規模まで、様々な空間・時間スケールで起こっています。 私たちが生活に利用できる液体の淡水はこの水循環の一断面に存在しますが、その量は地球上に存在する水のわずか0.8%に過ぎません。 このわずかな水に対し、森林という生き物はどのように作用するのか、そして私たちの生活とどのように関わるのか。 また、気候変動が進むとこのわずかな水の地球上での循環に変化が起こると考えられ、これが災害を引き起こす原因ともなりかねません。 例えば上の写真は晴天日に穏やかに流れる京都の鴨川の写真ですが、大雨が降ると(画像にマウスオーバーしてください)状況は一変し、洪水が発生します。 つまり、水の動きを正しく理解しないと、災害を理解し防災を考えることが出来ません。 この奥深い世界を、一緒に探ってみませんか?

配属を希望する学生の方々へ

山地防災学研究室では、「山地における災害現象を考える上で最も基礎となる森の中の水の動きを正しく理解する」こと、「環境問題と災害の関係を明らかにすること」を目標としています。 防災には応用科学の側面が強いですが、応用には基礎が重要です。この基礎学問として「森林水文学」があります。必修科目ではありませんが、 配属を希望する学生の皆さんには2回生前期配当の「森林水文学」を履修することを強く勧めます。

また、森林科学科では、皆さんの研究室選択に教員は口を出さないルールになっています。しかし、何となくで研究室を選ぶと、あとで後悔するかもしれません。 当研究室に興味を持ってくださった皆さんは、勝山および研究室に所属しているメンバーに連絡を取って、必ず事前に一度は話をするようにしてください。


NEWS & TOPICS

  • 第4期生が巣立っていきました。(2024.3.31)
  • 第5期生が配属されました。(2023.10.1)
  • 島田康平君が第134回日本森林学会学生ポスター賞を受賞しました。(2023.3.27)
  • 第3期生が巣立っていきました。(2023.3.31)
  • 第4期生が配属されました。(2022.10.1)
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  • 浅野陽平君が第133回日本森林学会学生ポスター賞を受賞しました。(2022.3.29)
  • 第3期生が配属されました。(2021.10.1)
  • 第1期生が巣立っていきました。(2021.3.31)
  • 新メンバーが追加されました。(2021.2.10)
  • 第2期生が配属されました。(2020.10.1)
  • 新メンバーが追加されました。(2020.8.17)
  • 研究室HPを正式公開しました。(2020.2.7)
  • 初めての学生が配属されました。(2019.10.1)
  • 山地防災学研究室が発足しました。(2019.4.1)