Voice: 2回生 鴻上 亜希 (化学主コース+情報副コース)
2回生から増える専門教科の勉強は、基本的なことから全く理解できないことまで学ばなければならないので大変です。しかも、自分の専門コースの教科だけでなく副コースの勉強もあるからなおさらです。でも、上回生になって実験を行う時に基本的な知識がなければ出てきた結果の考察ができません。また、基本的な知識がなければ最先端の技術についていく事ができなくなります。だからといって副コースをおろそかにすると、自分にとって効率がいいプログラムが書けず、無駄が多い市販のソフトを使用しなければなりません。そうなると同じことをしているのに、効率よく書き換えたソフトを使用しているライバルに勝つ事は難しくなります。そうやって将来困らないよう、環境情報学科では色々なことが勉強できます。自分が選択したコース以外の科目をとることだてできます。しかも授業は少人数制なので同回生はもちろん、仲のいい学科なのですぐに親しくなれます。先輩に勉強を教えてもらえるし、遊びに連れて行ってもらえるし、勉強以外でも色んな体験ができます。忙しいぶん、すごく楽しい学科だと思います。
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Voice: 3回生 市川 美恵 (生物学主コース+情報副コース)
とにかく本学科は特殊な学科です。理科+情報という時代のニーズに沿った勉強ができます。入学後、2回生になる前に、情報メインに理科(化学・生物・物理)をサブでするか、理科をメインに情報をサブでするかを決めます。つまり、入学してから自分が一体何を勉強したいのか、よく考えてから進路を決定でき、「化学ばかり」「生物ばかり」という訳ではなく、生物や化学、物理、情報と広い範囲で勉強でき、広く学ぶことによって様々な視点で物事を見られるようにもなります。さらに、情報を勉強する事によって、今必要とされているコンピュータ技術が身につきます。折角4年間大学に通うなら欲張りな位に様々な分野の勉強をすべきだと思います。そして、先生方もとても教育熱心で、やる気次第で色々と支援して下さいます。例えば、現に私は研究室に配属される前に、自分の研究を始めていますし、様々な分野の会社見学にも連れて行ってもらいました。それらの点において、本学科は先生方・内容とも申し分なく、その上、少人数なためにすぐに先生方と仲良くなれるという特典もあります。この少人数制という旨味を是非味わって欲しいと思います。 |
Voice: 4回生 西村 荒雄 (応用物理学主コース+情報副コース)
私は現在環境計測学研究室、つまり応用物理学コースに在籍しています。当然、高校で物理を選択していたのだろうと思われる方が多いと思います。しかし実は、私は物理の初歩ですら大学に入るまで学んだことの無い人間です。大学入学後しばらくしてからも生物か化学コースに進もうと思い、2回生の時点では化学コースにいました。では何故全く知識の無い物理を志したのか。単純に新しい物理という世界に惹かれたからです。動機はあまりに単純ですがその結果、化学や生物とは少し違った思考方法を身に付けられたことで今までとは違った方向からも物事を見ることができるようになったと思います。理系分野での物の考え方は仕事に限らず日常生活においても大きく貢献しますが、ある程度の訓練を経てしか得られないものです。新しい分野の知識を得るということだけでなく、その訓練をするという点でも物理、化学、生物、情報の基礎を学べるというのは大きなメリットではないでしょうか。具体的に何がしたいか決まっていない人は勿論、自分のやりたいことを既に見つけている人も自分のまだ知らない分野に手を出してみては如何でしょう。卒業後の進路に関わらず最終的にプラスになるはずです。
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Voice: OB 辻 光裕 2005年大学院博士前期課程修了 (知能情報システム学研究室出身) 現在 株式会社NTTデータ三洋システム SANNET事業部 技術グループ
「アンチ理系」を自負していた私は大学入学当初、「理系の塊」である環境情報学科を卒業できるか不安で一杯でした。しかし、謎を謎のままにしておく事が許せない私は、疑問がある毎に教授方に怒涛の質問攻撃を浴びせかけました。そして、その懇切丁寧な解説を聴く事で徐々に論理的かつ多角的な視点での思考を身に付け、いつの間にか理系の勉強が『苦手』から『面白い』に変わっていました。それまで暗黒の闇に包まれていた理解不能なものが分かった瞬間は何物にも代え難いものでした。
また、環境情報学科の公私にわたり身近な存在である先生・先輩・後輩を起点として、他学部はもちろんのこと、国境や老若男女を問わず色々な方と知り合う事ができ、活動の幅や視野も広がりました。そのおかげで、他人とのコミュニケーションが好きになり、人前で話す事も苦手ではなくなりました。そこから得られた『人生の宝』とも言える、本音で語り合える友達や人生の先輩方は私の大学生活で得た財産です。
理解不能で苦手なものは誰でも敬遠して逃げ出したくなります。しかし、『分からないから知りたい!!』という想いさえ強ければ、一歩前に踏み出して行動する事は意外と簡単なもので、その行動力は大学を卒業して社会に出た今も私の人生で役立っています。環境情報学科はやる気と目的意識を持った皆さんに知識と行動力を与え、夢を叶える助けとなるでしょう。
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