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大会

第24回洛北史学会大会

全体テーマ

「活用」概念をとらえかえす−文化財保護と歴史叙述-


【日程】 2022年8月20日(土)
総会    13時〜
大会報告 13時30分〜17時30分
【報告者】


村上 忠喜氏
「無形民俗文化財の保護と活用―文化財保護法改正を受けて」

十文字 健氏
「郡山城跡の史跡指定への取り組みー史跡の保存と活用に向けてー」

小山 元孝氏
「地域の『いま』から文化財の『未来』を考える―人口減少時代を踏まえて―」

コメント:三好英樹氏


【会場】

京都府立大学 稲盛記念会館 1階104号室
経由地JR京都駅から
地下鉄烏丸線北山駅下車、徒歩600M

経由地京阪出町柳駅から
市バス1番(西賀茂車庫行)府立大学前下車、徒歩350M

経由地四条河原町から
市バス205番(北大路バスターミナル行)府立大学前下車

経由地四条烏丸から
地下鉄烏丸線北山駅下車
【大会趣意文】  地域社会の空洞化、人口流出、財政支出のしぼりこみによって、文化財継承の基盤は大きく揺らいでいる。かかる状況では、文化財は観光産業の促進に「活用」され、行き過ぎた「商品化」、「自ら稼ぐ文化財」化による「保存」の危機にさらされやすい。
 2019年4月の文化財保護法改正は、第一条に記された「活用」の概念が、経済的利益をどれだけ生み出せるか、費用対効果はどうかといった方向で用いられていくのではないかという強い危惧を惹起するきっかけとなった。  
 本学会の母体である京都府立大学では、文化遺産学コース設立以後はもちろん、それ以前から、京都府内の自治体を中心に、地域社会との連携によって、文化財の整理や掘り起こし、調査・報告を通して、文化財の保存に取り組んできた。それは、「保存」だけでなく、「活用」のありようについて思考を深めていくプロセスでもあった。とりわけ文化財保護法改正を受け「文化財の保存と活用」という問題に改めて焦点があたって以降とくに、いかに文化財そのものの価値に即した「活用」を考えるかが関係者の切実な課題となってきた。
 「活用」とは何であろうか。昨今、「活用」が言われるとき、そこには経済的な関心が色濃く、専門的な見地からの「保存」と矛盾を来す。そしてそのような問題設定において専門家はどうしても防戦一方とならざるをえない。ここで問題そのものを設定しなおし、「活用」という概念を経済性に対してそれとは別の仕方で積極的にとらえかえしていくことはできないだろうか。
 われわれの共通の関心は「歴史を書いて伝える」ということにある。歴史家は文化財の保存と不可分の職能であり、同時に「歴史を書いて伝える」ということを通して文化財を「活用」してもいるのである。このような関係にあるということから、歴史家たることを出自として文化財保護の実務を職業とする者も多い。保存したものを用いて、閉塞しつつある現在により刺激的な歴史像を、学術的な水準を担保した形で提供することに向けて協働しているのである。
 われわれは、観光産業のための商品というのとは別の、それ以上の文化財の価値を、歴史像という形で積極的に打ち出していかなければならない。文化財はそれだけでは公共的な財にはなりえず、人々は、歴史像を通して、それを「文化財」と認識し、その価値を見出すからである。本大会では、あえて文化財の「活用」に焦点をあて、「歴史を書いて伝える」という関心を出発点として「保存」と「活用」の関係を再考する機会としたい。
 このたびの文化財保護法改正は、従来行政の現場で後景化する傾向にあった「研究」の比重を高めるきっかけになっているとの指摘もある。今回お招きした報告者・コメンテーターはいずれも「文化財の保存と活用」の実務を行政の立場で担ってこられた経験をお持ちである。立法や財政、地域住民との連携・対抗のなかで文化財の保護に取り組まれてきた。さまざまなアクターのもつ論理をふまえて、歴史家にいかなる役割が求められるか、文化財保護を超えて歴史叙述に結晶させることにむけた文化財行政と歴史家の協働の可能性について議論する場としたい。
 文化財「活用」のありようを、通俗的なイメージとは別の仕方で、専門的な学術研究の立場から積極的に打ち出していくきっかけとなれば幸いである。 
(文責:洛北史学会大会企画委員会)

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定例大会


第23回洛北史学会定例大会
【日程】
2022年12月3日(土) 午後1時〜
【報告者・議題】
(仮題を含む)

稲穂 将士氏
「近世後期丹後国宮津藩の流通政策と地域社会」

丸 貴尋氏
「享保期における町人の茶の湯」

石谷 慎氏
「中国古銅器の蒐集と倣古・偽古 ―博物館資料としての再評価に向けて―」

【会場】

京都府立大学 稲盛記念会館104号室
およびZoomによるオンライン開催
 ※懇親会は予定しておりません。

【申込方法】 オンラインでのご参加は12月1日(木)までに、弊会メールアドレスまで氏名を併記の上ご連絡いただきますようお願いいたします。
オンラインでの参加をご希望の方へは定例大会前にメールにてZoomミーティングIDをお送りいたします。

経由地電子メール宛先
shigaku@kpu.ac.jp
洛北史学会 大会担当者 宛
【会場のご案内】
【交通機関】 経由地JR京都駅から
地下鉄烏丸線北山駅下車、徒歩600M

経由地京阪出町柳駅から
市バス1番(西賀茂車庫行)府立大学前下車、徒歩350M

経由地四条河原町から
市バス205番(北大路バスターミナル行)府立大学前下車

経由地四条烏丸から
地下鉄烏丸線北山駅下車
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