地球上のおける資源の枯渇, 環境劣化, 食料や健康問題, 感染症,エネルギー問題,これらは全て人類が現在直面している大きな問題です。そして, これらの解決のカギを握るのが「化学」の先端テクノロジーです。
本学科では,先端テクノロジーを駆使して生物と生物を構成要素とする環境のしくみ(=生命システム)を分子レベルでの理解すると同時に,生命システムをお手本として, 持続的な社会の発展が可能となる新しい機能物質の創出を目指します。
とくに「生命の仕組みを理解する化学」 「生命を支える環境の化学」 「ものを作る化学」に重点をおいた少数精鋭の体系的な教育を行っています。
本学科で生命システムにかかわる先端テクノロジーの知識と技術を身につけて,あなたも人類が直面する諸問題の解決に貢献しませんか?
本学科では,講義と実験を連携させた高密度な少人数教育をおこなっています。
各学年,約30名の学生に対して10名以上の教員が講義や実験を受け持ちます。学生と教員,学生同士が気軽に互いの意見を交わすことで自主性が育まれ,表現力やコミュニケーション力が磨かれます。また教員の学生一人一人の個性に向き合った指導が,個性を活かした成長を手助けします。
国際社会で通用する研究開発者を目指すには,実験技術の習得とともに,背景理論を知ることが不可欠です。本学科では生命システムに関する化学を中心に,座学と連動した幅広い演習を提供し,学生一人一人の研究者としての最初の一歩をサポートします。
本学科の最大の特色と言えるのが高い大学院進学率であり,およそ6割の学生が志望します。また,そのほとんどが学外に出るのではなく学部で所属した研究室での研究継続を選択しています。
これは,研究分野をリードする学科教員の指導のもとで大学院生が良い研究成果を挙げ,その成果やそこに至る努力が希望の就職先へとつながる好循環の継続を意味しています。
本学科では学生自身による学会での発表や論文執筆を推奨しており,多くの学生が優秀賞等を受賞してきました。また,意欲的な学生による英語での論文執筆も盛んです。
本学科からは年間約30報の論文(教員1人あたり2.4報)が公表され,そのおよそ半数が学生自身によって執筆されたものです。
自分の研究が論文として世界に発信された時の喜びを味わってみませんか。
本学科では,他大学・研究機関との共同研究を積極的に推進しており,代表例として大型放射光施設SPring-8でのタンパク質結晶解析や惑星物質研究所での同位体分析などが挙げられます。また,学会等のプラットホームを利用した他大学の学生との交流も盛んにおこなわれており,国境や大学の枠組みを超えたネットワークが学生の成長を支えています。
生命分子化学科がどのような方針に基づいてどのような教育を行っているかについて解説するとともに,学科教育の より具体的な姿をお伝えするために,入学から卒業・修了までの流れ,カリキュラムの構造,履修する科目についてそれぞれ 詳しく解説しています。
本学科の教育方針を「アドミッションポリシー」「カリキュラムポリシー」「ディプロマポリシー」として詳細に解説します。また, 学科教育のより具体的な姿をお伝えするために, 入学から卒業・修了までの流れ(ロードマップ)や達成目標(ロードマップ), 履修する科目の種類(科目分類)や履修時期(科目進行表)についてそれぞれ 詳しく解説しています。
学科の特色
学びのしくみ