京都府立大学 森林科学科

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高校生へのメッセージ

 当学科教員と在学生からのメッセージをリレー形式で掲載していきます。内容は、学科・研究の紹介や資格のことなど、多岐にわたりますが、ほかのページだけでは伝えきれない熱い思いが伝われば幸いです。これからも、どんどんアップしていく予定ですので、乞うご期待!!

教員から | 在学生から

教員から

樹木保全学研究室 教授 池田武文

「樹木医への近道 —樹木医補の資格を取得できます−」

 私たちのまわりの緑豊かな環境をつくっている街路樹や公園の木々、名木などは貴重な緑の財産です。これらの樹木の中には、病気、虫害、環境悪化、不適切な管理などで、勢いが衰えたり、枯れそうになっているものがあります。このことに対応するために、樹木医さんは樹木の保護、育成、管理などの活動を行っています。樹木医補はその活動を補佐します。
 樹木医の資格を取得するには、日本緑化センターが実施する樹木医資格審査に合格しなければなりません。樹木医資格審査を受けるには以下二つの要件のどちらかを満たす必要があります。
・ その1:樹木の保護・管理、診断、治療などに関係する7年以上の業務経歴。
・ その2:樹木医補の資格を持っている人は1年以上の業務経験。
 森林科学科は樹木医補養成機関の認定を受けていますので、学科で指定している科目を履修・取得し、大学を卒業した人は、日本緑化センターに資格取得を申請することで、樹木医補になれます。その後、大学院で樹木医学関連の修士研究を行えば1年以上の業務経験の要件をクリアしますので、直ちに樹木医資格審査を受けることができます。チャレンジしませんか。

森林資源循環学研究室 教授 宮藤久士

"木質バイオマス(木材)が新しい未来社会を切り開く"

木質バイオマス(木材)が新しい未来社会を切り開く

 皆さん、「森林科学」と聞いてどんなことを学ぶと思うのでしょうか。森林科学は、森林を物理、化学、生物、地学、数学など、あらゆる視点から学ぶ学問です。その中で現在私は、森林資源として大量に存在する木質バイオマス(木材)を利用する技術について研究しています。特に、木材の化学的な成分を木材からうまく取り出し、薬品、化学原料、エネルギーなどとして使えないかということに取り組んでいます。もし、そのような技術が確立すれば、現在石油などの化石資源から作られているプラスチック製品などは、ほとんど全て木質バイオマスから作ることができます。化石資源は有限ですが、木質バイオマスはきちんと植えて育てていけば、また、利用することができますので、持続可能な資源です。そんな環境に優しい材料を、うまく利用していける社会の構築に向けて、皆さんと一緒に研究できればと思っています。

砂防学研究室 助教 三好岩生

【誘い(いざない)】森林科学科はみなさんの入学を心から待っています。本学は公立大学法人であり,ハデなTVコマーシャルや新聞広告はできませんが,スタッフ一同,熱い心でみなさんとの出会いを心待ちにしています。
【大学での楽しみ】森林科学科では本学の特色である少人数教育の利点を活かして,マンツーマンに近い形で教員と学生が対話を重ねながら様々な体験を重ねて行きます。森林での実習や森林から得られた素材で実験する機会が多いのも楽しい機会です。森を活かすサークル活動も活発で,スタッフも支援しています。クラブ活動やバイト等も大学の仲間を通じて楽しく,安心してできることが多いようです。
【進路】担当する砂防分野では、環境,防災,エネルギー,ITなど,多方面での先端的な技術を修得でき,進路は大学院進学のほかに、就職では先端科学企業だけでなく大手コンサル業界をはじめ,求人は豊富にあります。
【基礎学問の徹底指導】楽しい大学生活や進路が開かれているコツは,徹底した基礎学問の指導とその理解を手伝う仕組みがあるからだと思います。森林科学科では多くの実習で森にまつわる課題を身近に感じるとともに,その原理を講義で解説します。その結果がバイオやIT等の先端科学につながるのです。
【防災教育=環境教育】悲しいことに毎年多くの自然災害があります。自然災害の脅威を防ぐために何が必要か,自然とどうつきあうか,私たちの重要な課題です。現地に行って実態を確かめながら,安全で豊かな自然との共生ライフスタイルを皆さんとともに考えたいと思います。

生物材料物性学研究室 教授 古田裕三

「古くて新しい学問分野・・・それが森林科学です!」

 森林と聞くと、皆さんはどのようなイメージを描かれるでしょうか?樹木、環境、水、川、災害防止、空気、動植物、木材、キノコ、レクレーションなどでしょうか。本学科は、これら"森林"に関係する多くの基礎を学んだのちに、それぞれに関係した専門に特化して研究・教育を行う学科です。したがって、各研究室における研究も様々で、樹木の光合成や水の移動について研究している人、森林の動植物の生態を調査研究している人、砂防ダムの研究をしている人、森林から出る土砂や水の研究をしている人、森林の歴史や人とのかかわりについて研究している人、森林の恵みを持続的に維持するための森林計画を研究している人、木材や竹材を利用した新素材を研究している人、木材化学成分やキノコの研究をしている人、森林から得られる木質バイオマスの有効利用を研究している人など様々です。また、授業は、座学だけでなく、実習や実験も多く取り入れて"知識を生かす知恵"を鍛えることに重きを置いています。

森林植生学研究室 講師 平山貴美子

「森林科学科、楽しいよ!」

 現在、私は、学生たちとともに、主に京都府内の森林において、森林になぜ多様な生き物が維持されているのか、それが今後どのように変化していくのかということを、森林の個々の樹木の生き方や、樹木をめぐる鳥や昆虫、ネズミなどの哺乳類、ひいては人間との相互関係に着目し、実際の森林に通って調査するフィールドワークによって解明しようとしています。樹木をはじめとする生き物は、どのように生きているのか分かっていないことが沢山あります。その生き物たちがどのように生活し、生態系がどのように成り立っているのか科学的に知ることが、今後の森林と人間との関わり方を考える上で重要だと考えています。
 京都府立大学の森林科学科では1回生の頃から森にでかける実習が多く、2回生では毎週山に行って樹木の名前や特徴を学ぶ実習もします。2回生の終わりから4回生にかけては、演習林に数日にわたって泊まり込む実習も複数回あります。1学年が40人弱の学生で、森好き、山好きの学生が多く、研究室での調査はもちろんのこと、日々学生たちとともに、森の生き物たちの様子を知り、新しい発見をすることがとても楽しいです。
 他にも、森林科学科では、様々な森の働きについて多面的に学ぶことができます。このような森林の働きについて専門的に学び、我が国の国土の約七割を占める森林をどのように取り扱うのか科学的な視点で考えることは、私達人間社会の将来の可能性を考えることと密接に繋がっていると思っています。皆さんと一緒に、森林について学び、考えることを楽しみにしています。

森林計画学研究室 教授(副学長) 田中和博

「京都府立大学で森林科学を学ぶことの意義」

 本学の森林科学科に進学しようとしている高校生の皆さんに、京都府立大学で森林科学を学ぶことの意義について、お伝えしようと思います。その意義は、主要なものだけでも、次の5つをあげることができます。
(1)多様な森林について学ぶことができます……[自然環境]日本は国土の約3分の2が森林であって、世界でも有数の森林国であることは、既にご存知のことと思います。日本の森林は、大きく分けると、北から順に、亜寒帯林、冷温帯林、暖温帯林、亜熱帯林の4つに区分することができますが、さらに、冬に雪が多い日本海側と、そうでない太平洋側に分けることができます。京都府内には1000mを超す高い山がないことから、日本海側の植生と太平洋側の植生が地形等に応じて様々にすみ分けており、その両方の植生を実際に詳しく学ぶことができます。生物多様性の保全は、21世紀における人類の主要課題の一つですが、学生のうちに様々な森林について学習しておくことは重要です。京都府立大学では、日本の代表的な植生について、実習を通して直接学ぶことができます。

(2)第一線の研究活動に触れることができます……[社会環境]古都「京都」は観光都市ですが、学術研究都市でもあります。また、環境の都「京都」と呼ばれています。皆さんは、Do you Kyoto ? という意味をご存知ですか。環境に優しいことをしていますか? という意味です。1997年に気候変動枠組み条約のCOP3が国立京都国際会館で開催され、いわゆる京都議定書が採択されました。これが契機となって、京都は環境の都としても知られるようになったのです。学術研究都市「京都」では、森林関係の学会や研究会、そして、講演会やシンポジウムが頻繁に開催されており、学生が無料で参加できるものも多くあります。皆さんは、京都にいながらにして、国内外の第一線の研究者の講演を聴いたりすることができるのです。ちなみに、森林計画学会と応用森林学会の事務局は、今は、京都府立大学にあり、本学の教員が会長を務めております。若いときに一流のものや本物に触れておくことは極めて重要なことです。あなたも、環境の都「京都」で森林科学を学んでみませんか。

(3)公立大学だからできることがあります……[地域連携]京都府立大学は公立大学でして、京都府のシンクタンク機能も持ち合わせています。小さくても総合大学と呼ばれる理由もここにあります。京都府立大学の教員は行政と連携して地域課題の解決や地域貢献活動に積極的に取り組んでおります。そして、学生や院生が卒論や修論の研究の一部として、そうした地域課題の研究に取り組んでいる場合も少なくありません。行政やNPOそして地域の関係者と連携した様々なプロジェクト研究が行われており、そこに参加することで、多くの実践的な経験を積むことができます。そして、その経験は社会に出たときに大いに役立つことでしょう。京都府立大学森林科学科では、森林に関わる様々な課題に対して、第一線でたずさわることのできる高度な技術者、専門家の育成を目標にしています。そのため、「世界に通用する専門能力と技術力」ならびに「課題を見いだす洞察力と課題解決の筋道を見いだす能力」を養うとともに、「広い視野と柔軟な思考力」を培う教育を心がけています。

(4)古都近郊林について学ぶことができます……[革新]日本の国土の約3分の2が森林なので、その広大な森林の管理や森林資源の有効利用は国民的な大きな課題です。しかし、日本の人口の大部分が大都市の近郊に集中していることも事実です。そのため森林が持っている、防災、景観、観光、保健休養、そして文化の機能の発揮も重要な課題です。最近では、これに加えて、温暖化防止や生物多様性保全の機能も注目されております。関西は大都市と森林が比較的近い距離にありますが、特に、京都は、市街地が山々に囲まれており、都市と森林が歴史的にも密接に関係しています。京都府立大学はすぐ隣に京都府立植物園があり、近隣には国立京都国際会館がある宝が池公園に公園の森があります。そして、市街地を取り囲む東山、北山、西山の三山には国有林があります。京都府立大学森林科学科は、植物園、宝が池公園、林野庁近畿中国森林管理局と連携して、古都近郊林に関する様々な研究課題に取り組んでおります。学生の卒業研究にも利用させていただいております。京都府立大学森林科学科では、木材生産や木材利用に関する従来型の教育内容に加えて、現代的な課題である都市近郊林について、特に、京都ならではの古都近郊林についても学ぶことができます。

(5)伝統に支えられた「社会との絆」があります……[伝統]京都府立大学は、明治28年(1895)に京都府簡易農学校を設置したことに始まりますので、今年はちょうど開校120周年の記念の年になります。ちなみに、京都府立大学の大枝演習林は全国で3番目に古い演習林です。森林科学科もこの120年間にあまたの人材を輩出してきました。卒業生、修了生は、全国各地で活躍しており、指導的立場で仕事をされている方も数多くいらっしゃいます。京都府立大学の教員は京都府内に限らず、要請に応じて全国各地でその専門性を発揮して調査・研究に取り組んでおりますが、そうした活動を卒業生らも支援したり協力したりして下さっています。120年の伝統に支えられた強い絆があるからできることです。学生の皆さんは、諸先輩の活躍を身近に見たり、お話しを聞くことで、自分の進路を具体的に思い描き、人生設計をすることができます。伝統に支えられた豊かな人脈の中で、あなたも森林科学を学び、専門技術を身につけて、社会に羽ばたいていきませんか。
 以上、5つの主要な特徴、「自然条件」「社会条件」「地域連携」「革新」「伝統」について紹介しましたが、この他にも伝統に基づく体系的な教育プログラムなどを挙げることができます。森林科学を体系的に学び、高度な専門技術を身につけたい方は、是非、受験して下さい。お待ちしております。

在学生から

森林科学科 博士後期課程 一回生男子

 私は京都府立大学を卒業した後、同大学大学院博士前期課程、そして博士後期課程に進学しました。現在、森林資源循環学研究室に所属し、木材の有効利用を目指した基礎的な研究を行っています。具体的には、「イオン液体」と呼ばれる木材を溶かすことができる不思議な液体で木材を処理し、木材の細胞が形態的・化学的にどのように変化していくのかを調べています。写真は、イオン液体処理によって細胞壁が分解していく様子を光学顕微鏡と走査型電子顕微鏡で撮影したものです。
 研究室にいる時間の大半を実験が占めていますが、息抜きに研究室のメンバーたちと雑談をしたり、時には鍋パーティーをしたり、とても充実した日々を過ごしています。家にいるよりも研究室にいる方が楽しいので、休日もほぼ大学に通っていますよ(笑)
 皆さんも、有意義な大学生活を送って欲しいと思います。それでは、京都府立大学の森林科学科で待ってます!

イオン液体処理前後の木材細胞
森林科学科 四回生男子

 森林科学科は、森林に関わる様々な勉強をすることができます。森林といっても、ただ木について勉強するだけでなく、様々な方面から自然環境について学ぶことができます。私は森林資源循環学研究室に所属していて、土壌条件が樹木の成長に及ぼす影響について研究しています。この学科に入って一番良かったと思うことは、実習などでたくさんの野外活動が経験できたことです。 間伐、植樹、毎木調査など、普段できないことができるので、新しい発見が見つかって、毎回楽しかったです。特に、年に1回の演習林での合宿は、自然の中でたくさん作業をして、おいしいご飯を食べて、友達とわいわいできるので、とても楽しいです。
  こんな経験のできる所はここしかないので、ぜひ京都府立大学の森林科学科を受験して、充実した学生生活を過ごしてください。

森林科学科 三回生女子

 私は3回生の夏に森林植生学研究室に配属されることとなり、研究内容も花粉から過去の植生を分析するというものに最近決まりました。私は島根県隠岐島の過去1万年間の植生変遷を調べることになりました。すべては紹介できませんが、ほかにも魅力的なテーマがありすぎて迷いましたが、本格的に調査研究を始めるのが楽しみでなりません。
 森林科学科の研究室はどこも気軽に遊びに行くことができますし、相談もとてもしやすい雰囲気なので、研究室にとらわれずいろんな分野の人と話し合うことができるのも魅力でしょう。また森林を学ぶにあたり大学の隣に立派な府立植物園があるのも本当に素敵です。私はここを通って大学に行くのが一番の近道なので毎朝通っていますが、鳥のさえずりを聞きながらクスノキ並木を歩けるのは贅沢すぎるなと日々感じています。

森林科学科 二回生女子

 私は京都府立大学の森林科学科で森林に関する様々な事を学んでいます。専門的な講義はもちろん、実験や実習も多く、実際に樹木に触れることによって得られる知識や技術がたくさんあります。学科全体として様々な研究をしているため、総合的に森林を学んだのちに多方面への追求が可能で、自分の研究したいことを専門にできることが大きな魅力だと感じています。
 小さい大学ですが、私はここでしか味わえないアットホームな環境を気に入っています。大学では勉強だけでなく、部活やサークルに入って他学科の友達と一緒に活動したり、アルバイトを通して社会勉強したり、趣味に没頭したりとやることはたくさんあります。私はこれからもこの京都府立大学森林科学科で、日々充実した楽しい大学生活を送っていきたいと思っています。

森林科学科 二回生男子

 私は当初一般的な造林や木材利用をイメージしてこの大学を志望していました。しかし、この京都府立大学では砂防や資源利用など森全体や流域を扱う分野も含んでいます。つまり、物理・生物・化学を含み混合した総合学科、木・樹・森・水・資源を多角的に扱っています。
 また、府大生は学生証を提示すれば植物園に無料で出入り出来るため、図鑑片手に数多くの植物を生で気楽に観察できます。キャンパスの隣には鴨川が流れ、三方を山で囲まれているために森や砂防施設も気軽に観察に行けます。大学で学び自分でフィールドワーク出来るのが魅力的です。
 森林科学と聞くと森に行くことを予想しますが、実習で樹を伐るのは3回生になってからです。しかし府大には「森なかま」というサークルがあり、大学が所有する演習林で早い内から間伐や枝打ちを経験することができます。人工林から天然林、竹林にも触れるため、学んだ知識を元に技術を磨くことも出来るのがこのサークルの特徴です。
 このように京都府立大学は環境に恵まれた大学です。森林科学科は自然とも近い分野ですから、身近にそれが存在することは知識・興味の幅を広げ深める助けをしてくれます。森林科学を志すものとしては活かさない手はないでしょう。

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